自分の仕事は自分で創る


好きを仕事にできないか?ならば、いっそのこと
自分の仕事は自分で創る。
そういった目論みの日々のことです。

2012/04/05

やれることをやろう。

クリエイティブなことが好きだと気がついたのは、もうずいぶん昔のことだ。

なにもないところから何かを作りだすのが好きで好きで仕方なかった。
小さなころから変わり者というカテゴリーに属していたけれど
いま思えばそれでよかったのだ。

様々な仕事をしてきた。
生きるためには誰でもそうであって当然のことだ。
ウェイトレスも営業も、経理や金銭の回収業務も
もちろんインストラクターとしてダンスやボディワークを指導することが現在の大きな本業ではあるものの、なんだか、もっとクリエイティブなことがしたいという欲求が抑えられない。

そこで、2年ほど前からパフォーマンスライブを仕掛けてみたり
詩や短編を書いて冊子や同人誌を発行したり
ダンスも様々な分野のものに挑戦してみたり
また各種のワークショップなどを受けたりしている。

そんな風に生きていたら、はたと気がついた。

読みたいものは自分で書こう。
踊りたいものは自分で創ればいいのだし
自分の居場所も自分で選んでいいのだろう
であれば、自分の仕事は自分で創っていいのだ。

そこで大切なのは、闇雲に自分がやりたいことをやるというようなことではなくて
何がやれるのか?本当にそれをやりたいのか、そして、ちゃんとやれるのか?であることにも気がついたのだ。

何がやれるのか?
そこに大きく影響を与えるのは・・・
どのように生きてきたか
今現在、どのように生きているかである。

何を習得し、何を習慣にし、何を好み、何が得意か

「長い年月かかって、クリエイティブであることは独自の日常のパターンを持ったフルタイムの仕事であることがようやく分かった」と、アメリカの偉大な振付家であるトワイラ・サープは著書「クリエイティブな習慣」の中で述べている。

まさに、習慣というものは人間が生きるためには必要不可欠なものなのだ。
習慣が人間性に大きく影響すること
習慣がその人の倫理観にも大きな影響を及ぼすこと
また、身体への影響も非常に大きいものがある
それほど習慣というものは大切な要因なのだ。

クリエイティブに生きようと思えば、クリエイティブな習慣を身につけなければならないのだ。

では、自分の習慣を思い返してみる。
次に、それを紙に書きだしてみる。
客観的に眺めてみる。

すると、自分はどのような仕事をつくれる素質があるか見えてくるものだ。

私の場合は、読むことが好きで、書くことが好きで、考えること、踊ることが好きなのだけれど
身体と心の両面から人間という存在が大好きなのだ
美術館や博物館なども好きで、芸術に触れているときは最高に幸福だ。
それを一切合財まとめて仕事にしてしまおうと思っている。
まだ、先はわからないし
嫌になったらやめるかもしれないし
人間性が変化すれば違うことをするかもしれない
しかし、それはそれでいいだろうと思うので

やれることをやろう。

そんな風に思う桜の季節に。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。『クリエイティブな習慣』を翻訳した者です。そのように読んでいただいて、嬉しい限りです。ありがとうございます。
    最近、トワイラの新作についての記事を読み、彼女はあの本の通りの習慣を今も毎日、早朝から続けていることがよく分かりました。習慣、大切ですよね。
    専攻は哲学とのこと。サンデル教授の授業も楽しんでいただけると嬉しいです。

    晶子拝

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  2. 晶子さま

    コメントをどうもありがとうございます。
    晶子さまご自身からコメントをいただけるとは思ってもみませんでしたので本当に感激しております。
    【クリエイティブな習慣】はここ数年の私のバイブルのような本でもあります。
    習慣が道徳をつくるとカントも主張しています
    習慣というものは人間そのものを構築するのだなと最近常々思っており、習慣を大切にしていきたいと思います。

    本当にありがとうございました。

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